これからのコンサルタントとは
従来のコンサルタントが「官」だけを相手にしてきた業種であったのに対し、これからのコンサルタントは「官」はもちろんのこと「民間」や「市民」からも評価され、これらの方々とのネットワークを広げていかなければ、発展は望めないと認識しております。 そのために、社内体制を根本から見直し、新たな時代の変化に対応できる組織にすべく変革を進めているところです。
グローバル化した世界のなかで
ところでこの国の現状を直視しますと、早晩「資源問題」に突き当たると考えています。
グローバル化した世界にあって、日本国だけが発展することはあり得ず、多くの国々との関係性の中で生きて行くしか道はありません。
直近の課題である、世界の人口増加問題や多くの人々が安全な水の確保と適切な衛生施設へのアクセスができない状況、さらに新型インフルエンザが流行するなど、世界には多様なリスクが存在しています。
このような世界の抱える課題を認識しつつも、この国の資源問題を現実的な視野を持って考えておくことが、企業としては必要だと考えます。
食料の自給率は40%程度であり、他の多くの資源も海外から調達しています。
今回の原発事故を真摯に受け止める時、この国の資源自給率を考慮せずに論は成り立ちません。
当社においても、この観点から3R注1の推進を常に意識しつつ業務に取り組んでいくことが重要だと認識しております。
注1)Reduce Reuse Recycle
インフラ資産を後世に
原発事故によるこの国の経済への悪影響やリーマンショック以降の世界経済の悪化は、当社も逃れられないと思っております。 しかしこれまでに莫大な投資をしてきた上下水道等のインフラ資産を如何により良い形で後世へ残していくのかといった課題は常に残っております。 正にRestructureが基本です。この本質的な問題の解決に向け、我々コンサルタントは活動の場を広げていく所存です。 このような活動が出来なければ、社会的にコンサルタントの存在理由さえ疑われかねません。もちろん海外事業への貢献はこれからも進めて参ります。 その際には、地球環境の改善に関わる新たな事業分野へ挑戦していくことを強く意識しています。
基本は「水」
当社では、いかに社会環境や時代が変わろうとも、「水」をベースに生きていくという信念だけは持ち続けてまいります。 また21世紀は「水の世紀」とも言われており、水の仕事に従事することの誇りを忘れることなく、常に挑戦し続ける集団として、今後も社業の発展に邁進していく覚悟でございます。

創業50周年を期に、この挑戦する思いを「清流に住むカワセミが水面から飛び立つ瞬間」をイメージしてシンボルマークを作成すると同時に、この挑戦が成就するよう「潤いある未来へ」という標語を付しました。 当社の考えるところを皆様に御理解いただければ幸いであります。
2011年4月

