日水コンのビジョン

「新たな産業」としてのコンサルタントを構築

日水コンでは、2014年8月に、2020年を目標とする中期経営計画を策定いたしました。その中で、日水コンが培ってきた従来型業務の強化はもちろんですが、様々な事業環境の変化に適応し、さらに企業を発展成長させるため、将来のビジョンも見据えたアクションと目標を設定しています。このビジョンは、半世紀を超える社歴の中で育み続けてきた「水」へのこだわりを堅持するとともに、新たな産業としてのコンサルタントを構築するという私たちの気概を示したもので、次の3本柱から成っています。

このビジョンを形あるものとしていくため、日水コンでは、計画的・継続的に人材を採用しつつ、職員の多様性(ダイバーシティ)を尊重した「人財教育」に投資を行い、社内全体の教育システムの充実に取り組んでいく所存です。またワーク・ライフ.バランスを図りながら、職員が一層安心して自分らしく働ける職場環境づくりを目指してまいります。

官民の協働をリードする

成熟の時代を迎えた国内のインフラは、上下水道事業も含め、その適切な維持や機能向上の必要性に対して、多くの事業体において担い手や財源の不足が叫ばれています。
このような状況を踏まえると、官(国や地方公共団体等)を支え寄り添ってきたコンサルタントも、高い技術と業界を超える幅広いネットワークを背景に、官や民間に積極的に働きかけて「自ら仕事を作る」という意識を持つことが大切です。官と民間との協働を推進し、より適切な役割分担と関係性を保つことで、地域に根差した最適な市民サービスを提供していくことができるものと考えています。

日水コンは、これまでに培ってきた事業主体との信頼関係をさらに発展させ、脆弱化しつつある上下水道事業体に対し、より包括的なサービスを提供し、良好な協働を実現します。ワン・ストップ型フル・サービスを提供できる総合的水ビジネス企業への進化に向けて、下水道管路の包括的維持管理業務や水質管理システムの維持管理業務を受託しているほか、2016年には建設業への取組みを開始しています。

世界の水をマネジメントする

国内の上下水道事業は一定の普及が進捗し、改築更新や機能向上、運営改善の時代を迎えていますが、世界では急激な人口増加と経済発展等により、水不足や水資源問題が深刻化かつ多様化してきています。今後アジア、アフリカなどの新興国においての水需要は急速に高まり、水ビジネスは極めて大きな市場になるでしょう。課題先進国※と言われる日本で培った経験は、新興国においても必ずや役立つものと考えます。

日水コンの海外業務は日本のODA関連が中心ですが、今後はこのような世界情勢を踏まえ、国内で蓄積した高い技術、技術分野の拡大と社内体制の強化、更には国内の事業体との連携や他の民間企業との協業を図り、世界のあらゆる地域に質の高い水インフラ事業を提供できるよう顧客領域、業務領域の拡大に取り組んでいきます。

※課題先進国:国際的に先例のない課題を多く抱えている国。日本は少子高齢化や地域の過疎化、インフラの老朽化などといった他の国がまだ直面していないレベルの問題をいくつも抱えている。こうした課題はいずれ他国にも訪れることから、これに対する取り組みの姿勢や各種方策は世界にとって有用なモデルとなりうる。

多様な時代に適応した新たなビジネスへチャレンジする

これまでの国・地方公共団体に関わる事業の実績や経験を活用し、新事業や業務案件を形成するために、民間企業との協業や、社内の研究開発によって生み出される技術や製品・ビジネスモデルの販売などの新たな業務分野に積極的に乗り出していきます。民間を顧客とする業務への進出、IoTを駆使した新技術・新製品を国内のみならず海外も視野に入れて展開します。