SDGs-潤いある未来に向けた取り組み-

日水コンは1959年の創業以来、水コンサルタントとして上下水道を主体とした事業を展開し、水へのこだわりを持ち続けながら、国内はもとより諸外国に貢献してきました。豊かな水環境、水防災、環境保全の実現に向けた私たちの取り組みは、SDGsとして掲げられている17すべての目標達成につながっています。

水環境・防災にかかわる事業を展開

日水コンの中心事業である上下水道分野では、上下水道施設の普及により安全な飲み水や生活用水を提供し、衛生面から人々のくらしを支えています。自然災害による被災を最小限にとどめ、被災した場合でも迅速に復旧できるレジリエントな水インフラ整備は、いつまでも安心して住み続けられる持続可能なまちづくりに貢献しています。

河川・環境分野では、高度な水管理技術を環境保全から防災まで幅広く提供し、河川、湖沼、海域、地下水などの水量・水質の維持と水源の涵養を図り、健全な水循環系の構築をサポートしています。

またエネルギー分野では、太陽光発電・中小水力発電・風力発電、コージェネレーションなどの新エネルギー技術や、エネルギー消費抑制を目的とした省エネルギー対応策の提案により、環境影響負荷低減に寄与するとともに、近年顕在化してきた気候変動への対応を推進しています。

そして海外分野では、水源の確保、安全に管理された飲み水やトイレの提供という開発途上国が抱える課題を、各国の特性に応じたコンサルティングにより解決へと導き、持続的成長に貢献しています。

私たちは「すべての人が安全で安心できるくらしができるように」という思いを胸に、常に地域に寄り添いながら自然環境と調和した社会基盤の整備と持続可能な社会の形成に向けた活動に取り組んでいます。

パートナーシップによる最適な水インフラの構築

SDGsを成功へと導くためには、政府、民間、市民社会など、多様なステークホルダーとのパートナーシップが必要です。

私たちは、国内事業を展開していく中で、上下水道事業の基盤強化を図るために、官民連携等により事業者と民間それぞれの長所を活かした事業活動や施設運営を実施しています。また海外事業では、世界中のすべての人に水と衛生へのアクセスを実現するため、JICAやODA案件を通じて、多くの職員がローカル・スタッフと共に上下水道事業に対する技術援助を行っています。

私たちは多様な協働を推進し、世界中のあらゆる地域に最適な水インフラを構築するために、努力し続けます。

健全な水循環系の構築による豊かな生活の創出

人は地球の限りある資源を利用して生活しています。人々の生活が豊かになり産業基盤が整備されると社会経済活動が活発化します。しかし社会経済が発展すると地球環境に変化が生じ、様々な環境問題が発生します。SDGsでは、この環境・経済・社会の諸問題を統合的に解決することの重要性が示されています。

私たちの取り組みによる様々な水問題の解決は、多くの波及効果をもたらします。水へのアクセスが整い農業が発展すると、世界における飢餓リスクが低減します。水インフラが普及し産業が発展すると、地域の雇用が創出されます。そして水源から海域までの水量・水質保全を図り健全な水循環系が構築されると、豊かな生活の創出につながります。

環境・経済・社会のバランスを保つためのお手伝い、これが私たち日水コンの持続可能な社会の実現に向けたアプローチです。

潤いある未来の創造

私たちは、コンサルタントとして常に地域に寄り添いながら、環境に負荷を与えずに水資源を管理し、水インフラを守っていく姿勢を忘れず行動します。また半世紀を超える長い歴史の中で培われた経験やノウハウを継承し、新しい技術の創造につなげることのできる人材を集め、育て、雇用を守り、多様な人材が活躍する社会づくりに貢献します。

私たちは水コンサルタントのパイオニアとして、現状に甘んじることなく激しい時代の変化に果敢に立ち向かい、豊かな自然環境を備えた健全な水循環系を構築することにより、すべての人にとっての潤いある未来を約束します。