発災後の業務レベルの回復概念図及び下水道BCPの対象期間
下水道BCP-業務継続計画-
1．BCP（Business Continuity Plan：業務継続計画）とは
BCPとは、災害発生時においても、適切な業務執行を行うことを目的とし、実践的な災害対応の手順を表したものです。BCPを策定することによって、大規模地震時にも速やかに且つ可能な限り高いレベルで下水道機能の維持・回復が可能となります。
下水道BCPの対象範囲は、リソースの制約がある中で、いつまでに、どのようにして下水道の機能を確保するかという視点の下で検討される実践的な災害対応であり、その対象期間は代替手段や応急復旧により暫定的に下水道機能が確保されるまでの期間を基本とします。
また対象業務は、下水道部局が主体となって対応する業務となります。
参考：国土交通省「下水道ＢＣＰ策定マニュアル 2017 年版（地震・津波編）」
国土交通省HP
2．下水道BCP策定の流れ
下水道BCPは、リソース制約を考慮した発災後の対応手順を時系列で整理し、事前対策計画、非常時対応計画、訓練・維持改善計画で構成されます。
3．業務実績
近5ヶ年の実績（2020年1月31日現在）
| 受注年度 | 発注者 | 業務名称 |
|---|---|---|
| 平成26年（2014年） | 芸西村 | 平成26年度特定環境保全公共下水道事業芸西村下水道総合地震対策計画策定及びBCP策定業務委託 |
| 平成26年（2014年） | 香南市 | 香南市下水道事業継続計画（BCP）策定委託業務 |
| 平成26年（2014年） | 豊浦町 | 豊浦町公共下水道BCP計画策定業務 |
| 平成27年（2015年） | 気仙沼市 | 平成27年度 第190号 下水道事業継続計画策定業務 |
| 平成28年（2016年） | 日本下水道事業団 東日本本部 |
平成28年度大和市公共下水道再構築基本設計（下水道総合地震対策計画策定及び下水道BCP策定）業務委託 |
| 平成28年（2016年） | 日本下水道事業団 東日本本部 |
平成28年度浦安市公共下水道再構築基本設計（下水道BCP策定）業務委託 |
| 平成28年（2016年） | 標津町 | 標津町公共下水道ストックマネジメント及び事業継続計画策定委託業務 |
| 平成28年（2016年） | 岩国市 | 岩国市下水道BCP策定業務（地震・津波編） |
| 平成28年（2016年） | せたな町 | 下水道事業継続計画策定業務 |
| 平成28年（2016年） | 剣淵町 | 剣淵町公共下水道事業継続計画等策定委託業務 |
他多数
