MICS-汚水処理施設共同整備事業-

MICSとは

生活排水処理に関する事業は公共下水道、農業集落排水事業、合併浄化槽事業などにより実施されています。これらの事業の汚水処理施設には共通した処理工程等があり、これらの施設を共有化、共同化して整備する事によって効率的に整備できる場合があります。このような場合、一定の採択条件が満たされれば下水道事業として整備できる『汚水処理施設共同整備事業(MICS)』が平成7年度から実施されています。

この事業による施設整備としては以下の施設とされています。

  • 共同水質検査施設
  • 移動式汚泥処理
  • 汚泥運搬施設
  • 共同汚泥処理処分施設
  • その他共同で施設を利用するための施設

MICS事業の採択条件としては、“当該事業が対象とする処理人口及び処理水量の1/2以上を下水道事業が対象としている地域としている”とされています。

特に、下水道が普及すると、従来の汲み取りし尿が減少し浄化槽汚泥は増加することとなります。このMICS事業の採択により、し尿汚泥や浄化槽汚泥も下水処理場で一括して共同処理が可能となります。

これらし尿汚泥を汚泥再生処理センターで処理する場合と比べ、MICS事業として下水道で一括処理することにより、経済性の向上と効率的な維持管理を図る事ができます。

MICS事業ではまた、複数の処理施設を、下水処理場で一括管理する施設整備も可能となります。

共同汚泥処理処分のイメージ

共同汚泥処理処分のイメージ

MICSとして採択するために

MICS事業でし尿や浄化槽汚泥を下水処理場で処理する場合には、一般には、共同汚泥処理処分施設として位置づけられています。 この他、MICS事業として採択するためには、以下の条件の整理が必要とされています。

  • 当該市町村が策定する『生活排水処理基本計画』に基づき、し尿や浄化槽汚泥の処理が適正に処理するものであり、MICS事業との整合がとれたものであること。
  • 現在及び将来的にも下水処理場でのし尿・浄化槽汚泥の処理が可能であること。
  • MICS事業で実施することの合理的理由が明確であること。
  • その他、下水処理場のし尿・浄化槽汚泥の処理についての周辺住民の理解、収集業者への対応等。

共同汚泥処理処分におけるMICS事業のルートイメージ

共同汚泥処理処分におけるMICS事業のルートイメージ