【設計・建設】インドネシア国ブアラン浄水場建設プロジェクト

プロジェクトの背景・内容

インドネシア国ジャカルタ市は、慢性的な水不足と配水管網の整備の遅れに対処するために、1972年に上水道整備計画を策定しました。

これに基づいて、1975年から日本政府の援助によりプロガトン浄水場と配水管網の整備が行なわれましたが、当時は、ジャカルタ市の急激な都市化と人口増加が著しく、市内の水不足は深刻になる一方でした。このため、1986年にJICAによってジャカルタ市水道整備計画調査が実施され、計画目標年次を2005年とする新たな上水道整備計画が策定されました。この新たな上水道整備計画に基づき、ジャカルタ市東部への給水増加のための緊急対策として、1986年よりブアラン1プロジェクトが実施され、浄水場の新設及びその配水管路の実施設計、建設工事を経て1992年9月から供用が開始されました。さらに、ジャカルタ市北東部への給水増強を目的として、1987年からブアラン2プロジェクトが引き続いて実施されました。ブアラン2プロジェクトの内容は、ブアラン1浄水場の拡張、配水ポンプ場建設及びこれに至る送水管路、さらにこの配水場から配水管路の敷設工事でした。

両プロジェクトとも、日本の円借款を活用したもので、日水コンは両プロジェクトの実施設計と施工監理業務を行ないました。なお、ブアラン2プロジェクトは1995年に完了し、ブアラン1プロジェクトと併せ、ジャカルタ市民の衛生環境の向上に大きく寄与しました。

施設概要

ブアランプロジェクトの施設概要を以下に示します。

水源 河川表流水、自然流下により取水
取水施設 1ヶ所
浄水施設 259,200 m3/日、高速凝集沈殿、急速ろ過、薬品注入施設、浄水池等
サージタワー 3基
配水場 1ヶ所
送水管 φ1,650 – 1,500 mm×14.4 km
配水本管 φ1,800 – 600 mm×10.4 km

ブアラン浄水場

ブアラン浄水場(1995年)