ごみ排出実態調査・組成分析調査

1.ごみの調査の重要性

ごみ質の調査は、排出者(家庭や事業所)、ごみ種(可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ等)、収集場所(戸別、ステーション、ごみピット)など、その目的に応じて様々な調査方法があり、適切な調査方法を選択することが必要です。ごみが、「分別区分に従って排出されているか」、「何がどれだけ排出されているか」といった情報により、住民や事業者に対してどのような働きかけを行っていくのかが異なってきます。例えば、家庭系可燃ごみのごみ質は、夏は水分が多い、秋は草葉が多いなど、季節的に変化しますので、年に数回の調査を毎年行っていくことが有効です。

ごみの排出量等の統計情報に加えて、家庭や事業所から排出されるごみの質を把握することは、ごみの減量・資源化施策を推進していくうえでの基礎的情報となります。

2.検討項目と手順(家庭系ごみの場合)

業務構成(検討手順等)

(1)対象の設定

調査目的を踏まえ、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ等のいずれのごみ種を対象とするかを設定します。当然、複数のごみ種を一緒に調査する場合が多々あります。

また、戸別、ステーション、ごみピット(収集車)など、試料の収集場所も決めます。

(2)調査規模の設定

収集方法に応じて収集・調査する規模を決定します。

戸別収集やステーション収集の場合は世帯数や箇所数、ごみピット(収集車)の場合は車両台数、調査重量等を決めます。

(3)調査対象者の選定

ステーションや収集車の場合は、任意の場所、車両から採取しますが、戸別の場合は調査協力の依頼等を行い、サンプリング計画の作成を行います。

(4)ごみ組成調査の実施と分析

採取したごみの組成を調査し、集計分析を行います。併せて、サンプリング時に対象者にアンケート調査することで、排出実態との関連分析も実施することが可能となります。

サンプリング

家庭系ごみの戸別収集及び事業系ごみの場合は、通常の収集時間を踏まえ、予めサンプリング時間を通達し、所定の時間に収集を行います。収集時は、ごみの混合や雨等による影響を受けないよう、適切な車両に仕切りを設けるなどの工夫を行います。

ごみ排出量の測定

サンプリング箇所毎に重量、容積を測定します。対象とするごみ量が著しく多い場合は縮分等の操作を行います。

分類作業

分類項目ごとに重量や容積、有害・危険物等については個数などを測定します。

写真撮影

分類項目ごとにごみの排出状況やごみ質が分かるように写真を撮影します。

サンプリング風景

サンプリング風景

組成調査風景

組成調査風景

3.業務実績

排出形態(家庭系・事業系)やごみ種(可燃ごみ・不燃ごみ・容器包装・生ごみ等)について、収集作業も含めてどのような条件でも効率的に調査を行うことができます。単に組成調査結果を整理するだけではなく、例えば古紙や空き缶・空き瓶の回収量などの資源物回収量などを踏まえ、分別区分変更時の将来的なごみ質変化の予測も行います。また、組成調査結果を踏まえ、分別区分の変更や経済的な収集方法も提案いたします。

近5ヶ年の実績(平成30年10月1日現在)

受注年度 発注者 業務名称
平成26年(2014年) 大阪府豊中市 事業系ごみ排出実態調査業務委託
平成25~29年(2013~2017年) 北海道札幌市 分別生ごみ資源化事業組成調査業務
平成29年(2017年) 埼玉県清掃行政研究協議会 家庭ごみ中の食品ロス排出状況調査委託