流木対策

1.流木対策の必要性

土石流危険渓流において、多くの不透過型砂防堰堤が整備され、下流の保全対象が土砂災害から護られてきました。しかしながら、昨今の災害事例や研究結果において、従来の不透過型砂防堰堤では、流木に対する被害を確実に防止することはできないことが判明しました。土石流・流木を確実に捕捉し、被害を及ぼさないためには、透過構造を有する施設を整備する必要があります。

そこで、新たに砂防堰堤を整備することに加え、既設堰堤を改築して土石流・流木に対する捕捉機能を増強することが国土交通省をはじめ都道府県で推進されています。「平成29年7月九州北部豪雨災害をふまえた今後の砂防事業における流木対策について(平成29年7月21日)国土交通省水管理・国土保全局砂防部事務連絡」により、土石流のみでなく、確実に流木捕捉機能を具備することが求められています。

土砂災害

2.既設堰堤の改築

改築にあたっては、多数の既設堰堤を効率的に整備することが肝要です。

2-1.優先度の検討

対象となる土砂・流木に対する現状(土砂量、流木量、保全対象、施設配置状況)を整理したうえで、自然条件と社会条件に長寿命化計画等を加味して、既設堰堤の改築優先度を検討します。

2-2.改築工法の選定

1)前庭保護工の改築、2)付属施設の設置、3)本堤の改築(透過型化)あるいは、これら組合せによって最適な改築工法を提案します。

3.業務実績

近5ヶ年の実績(平成30年10月1日現在)

受注年度 発注者 業務名称
平成27年(2015年) 兵庫県北播磨県民局加東土木事務所 (砂)安田川原谷川測量・調査・設計業務
平成27年(2015年) 兵庫県中播磨県民センター姫路土木事務所 (砂)牛谷川砂防堰堤詳細設計業務
平成28年(2016年) 滋賀県高島土木事務所 植谷補助通常砂防設計委託
平成30年(2018年) 茨城県土浦土木事務所 30国補砂防第30-05-765-0-052号・29国補通常砂防第29-05-765-0-052号合併流木対策施設詳細設計業務委託