ビオハーモニー
下水道と生態系のかかわりを大切に
下水道の普及に伴い、都市河川などにおける魚類の復活などの効果がみられる一方で、下水処理水が放流先水域に占める割合が増加してきており、 生態系に与える影響はますます大きくなってきていると考えられます。今後の下水道の役割は、汚濁負荷削減だけでなく良好な水域の生態系の確保へ向けて「生態系の保全」を重視し、生物の生息環境に配慮した「良好な水環境創出」や「環境教育の場」や「親水空間」の提供に積極的に貢献していくことが期待されます。
下水道としての責務の視点
処理水放流先の生態系に悪影響を与えず、 生物生息環境を保全していくことは、下水道の責務として必要な視点です。そのためには、放流先の生態系特性を充分に調査した上で、 処理水質レベル、消毒方法、放流方法などを検討する必要があります。たとえば、アユの遡上するような河川では、水質以上に水温の影響が大きいことがしばしばあります。
下水道としての貢献の視点
地域における生態系保全のために、下水道資源を活用し、生物生息空間を回復・創出することは、 下水道の新たな貢献となる視点です。そのためには、地域の生態特性を広域的に分析し、 回復・創出が必要な生物生息空間(雨水幹線を利用した水辺空間など)を明らかにしていく必要があります。
ビオハーモニー下水道の実施による
生態系保全効果の予測・評価の検討項目

