合流式下水道の改善
雨天時放流水消毒

雨水吐の吐口からの放流水の大腸菌の現状と課題

雨水吐(自然排水・ポンプ排水)の吐口からの放流水は、一般的に消毒は行われていません。

しかしながら、雨水吐の吐口から公共用水域に流出した放流水の大腸菌群数は104〜105*1と水質汚濁防止法の排水基準(3,000個/cm3以下)の10〜100倍の濃度となっています。

一方、下水処理場の処理水の大腸菌群数は101桁以下が約70%、102桁以下が80%程度*2となっており、雨水吐の吐口からの放流水は下水処理場からの放流水と比べて大腸菌の濃度が高く、公共用水域に与える水質リスクは相当に高いと言えます。

(*1、*2:文献より引用)

雨水吐の吐口からの放流水の消毒の重要性

水系の安全・安心の確保のため、雨水吐の吐口からの放流水についても放流先下流の水利用状況を勘案し、当該水域に適した消毒を実施し水域の安全性の確保を図ることが重要です。

しかし、雨水吐の吐口からの放流水は、短時間で流量や水質が大きく変動する等の特性を有しており、下水処理場の消毒のノウハウだけでは対応が困難です。

雨水吐の吐口からの放流水と河川状況
雨水吐の吐口からの放流水と河川状況例:1 雨水吐の吐口からの放流水と河川状況例:2

雨天時放流水の消毒計画

雨天時放流水の消毒計画

消毒計画の策定

モニタリング(必要に応じて実施)

雨水吐の吐口からの放流開始の前後で、放流先水域、放流水の衛生学的安全性を調査し消毒の効果を確認します。また、消毒の影響を調査し、消毒システムの最適な運用を提案します。

適用性の検討

下流水域の水利用特性を踏まえて、対策案について、消毒の効果、影響、維持管理性、経済性等の検討を行い、最適な消毒方法を選定いたします。

施設計画

選定した消毒方法について、設備設計、配置計画を策定し、概算工事費を算定いたします。

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