伏越しの改善計画

伏越しが抱える問題

伏越しの改善前、改善後の様子

伏越しは、河川・鉄道・水路等を横過するときに、土被りの制限を受けるため、部分的に深く埋設し、逆サイフォンの圧力管として、下水を流下させる施設です。 流量が常時満管近くあれば、あまり問題は生じませんが、流量変動が時間的に大きい場合、滞りやすくなります。

滞った泥が何日も流れないでいると腐敗がおこり悪臭を発生させたり、管の流下能力を減少させて溢水をおこすこともあります。

伏越しの問題点と調査項目

伏越しの主な問題点と調査項目は、次のようなことが挙げられます。これらの問題点の状況を図で示すと右下のようになります。

  1. スカムの発生
    • (1)人孔内流速
    • (2)有機物と油脂分との結合物
  2. 土砂の堆積
    • (1)土砂成分
    • (2)堆積粒径
    • (3)死水域の形状
  3. 油脂分の固結
    • (1)油脂分による固化
    • (2)油脂分の付着状況(主に管頂部に付着)
  4. 懸濁層の発生
    • (1)降雨前後の発生状況
伏越しの問題点

構造的な対策

伏越しの問題点を解決する方法の一つとして、構造的な対策が挙げられます。どの方法にするかは、調査結果を種々検討して決定されます。 そのうちの数例を示します。

1. ベンド型化 伏越し部にさや管をベンド状に入れ、少流量に対応します。
2. 水中エアレータ 伏越し部の内面をライニングすることで、粗度係数を小さくし、流速を速めます。
3. ライニング 人孔を円形化し、死水域をなくします。
4. 人孔の円形化 人孔を円形化し、死水域をなくします。

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