民間活用型地球温暖化対策下水道計画

宮沢賢治の思い

急上昇を始めた気温(出典:Third Assessment Report: Climate Change 2001)

出典:Third Assessment Report: Climate Change 2001

図-1 急上昇を始めた気温

1932年4月、雑誌「児童文学」に発表された「グスコーブドリの伝記」の中で、東北地方に多発する冷害に対処するため、火山を噴火させて魔法の衣(温暖化ガスの層)を作り出すことを考え出しています。

75年前に地球温暖化ガスの概念が知られていたとは思われませんが、局地的でも冷害に悩まされる東北地方の農民(賢治自身も含めて)を救いたいという思いは伺われます。

・・・時は移り、今や

人類を救うために

“キーリングカーブ”世界中で上昇を続けるCO2(二酸化炭素)濃度(出典:気候変動監視レポート2005)

出典:気候変動監視レポート2005

図-2 “キーリングカーブ”世界中で上昇を続けるCO2(二酸化炭素)濃度

2007年2月、IPCC第一作業部会が「温暖化の自然科学的根拠」報告書を取りまとめ、地球の気候システムに温暖化が起きていることを科学的事実として断定しました。このうち地球の平均気温は過去100年で0.74℃上昇し、直近50年では100年の2倍になっていると分析しています(図-1)。

また、CO2の濃度は世界中で上昇を続けており(図-2)、IPCCによれば、1990年には年間63億炭素トンが排出されていましたが、2000年代には72億炭素トンに増加しています。つまり、自然界の吸収量(31億炭素トン)の2倍以上のCO2が排出され、吸収されない温室効果ガスが大気に溜まり続けて、気温が上昇し、海面の上昇・陸地の減少・水不足・旱魃・洪水・食料危機・貧困拡大・地域紛争・難民増加等の恐れが生じます。

民間活用型地球温暖化対策下水道事業

  • 地球温暖化の防止
  • 化石資源依存からの脱却
  • 循環型社会の形成
  • 未利用バイオマスの活用
  • 廃棄物バイオマスの有価資源化
  • 排出権取引市場への参入
  • 低炭素社会の実現

下水汚泥等の資源化、流通、販売・利用を一体的に捉え、民間企業の有するノウハウを最大限活用することにより、下水汚泥等の資源・エネルギー利用を推進するため、平成20年度から民間活用型地球温暖化対策下水道事業が実施されています。

本事業では、下水道管理者が民間企業と一体となって行う下水汚泥等の循環利用に関する計画の策定に係わる経費や、当該計画に基づいて、PFI手法等により整備される資源化を前提とした下水汚泥等の処理に係わる経費を基幹事業の交付対象範囲としています。

計画のフロー

計画のフロー

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