高水敷や休耕田等を活用した多自然的浄化
自然植生等を活用した浄化手法
従来の礫間接触酸化法に代表される浄化施設は、これまで多くの実績を残してきましたが、ポンプやブロアの運転機器の稼動・メンテナンス、汚泥処理等に多くの手間や費用が必要とされてきました。
現在の袋川浄化施設
渡良瀬川水系の袋川浄化施設は、土壌の吸着機能等を利用した施設として国土交通省により設置された実施設です。 当施設では、水の流し方を「かけ流し型・交互運転」とすることにより、従来の目詰まりによる浄化効果低下の問題が解消され、数年間安定的に稼動を続けています。 土壌層表面には自然植生が繁茂し周辺景観や生態系と調和可能で維持管理負担も小さい浄化手法として、下水道整備の遅れなどから未だ残る汚濁支川対策として、適用の可能性が考えられます。
多自然的浄化の仕組み
適用イメージ
汚濁支川の本川合流落差を利用した高水敷での浄化
- BOD(環境基準)、T-P(閉鎖性水域)、NH4-N(利水障害)などの浄化が可能。
- 取水ポンプ等の機器動力は使わない。(維持管理費の縮減)
- 土壌表面の植生は自然繁茂に任せ、周辺環境や生態系と一体型の整備とする。
休耕田を利用した浄化
- 陸稲、観賞用植物等の有用種を植栽し、灌漑期栽培-非灌漑期浄化とする環境保全型農業を実践。休耕田に環境要素としての付加価値を与え有効活用する。
- 食料危機等の非常時にはもとの田畑として復帰する。
休耕田を活用した農業排水対策のイメージ
日水コンの主な業務実績
| 年 度 | 業 務 名 称 | 発 注 者 |
|---|---|---|
| 平成12・13・16・17・19年度 | 袋川浄化施設追跡調査業務 | 関東地整 渡良瀬川河川事務所 |
| 平成12・14年度 | 魚切ダム水質保全対策調査・資料整理業務 | (財) ダム水源地環境整備センター |
| 平成16年度 | 水田を活用した浄化効果調査業務 | 農水省九州農政局諫早湾干拓事務所 |
| 平成21年度 | 河川環境再生プログラム策定業務 | 近畿地整 淀川河川事務所
*事務所長表彰 |

