底層水無酸素化対策
安全で豊かな水環境を守るために
〜ダム貯水池の底層水無酸素化対策〜
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ダムや湖沼、閉鎖性海域などでは、夏を中心に底層水の無酸素化が生じやすくなります。 特に試験湛水時には底層水の無酸素化が進行し、水位低下時に無酸素水が下流河川に放流されて問題となることがあります。 また、環境影響評価法の施行に伴い、湛水面積100ha以上のダムはすべて環境影響評価の対象となりましたが、この中で貯水池の溶存酸素(DO)は主要な予測項目となっています。 |
底層水無酸素化の予測
- 管理ダムでは自記DO計により、水深方向のDO変化を実測します。
- 建設ダムでは近隣ダムなどのDO状況を調査します。
- コアサンプラーで採取した底泥のDO消費速度を測定します。
- DO消費速度はアンモニア態窒素や硝酸態窒素の影響を受けます。これを踏まえて、鉛直二次元モデルなどにより貯水池内のDOを予測します。
建設ダムにおける対策
- 試験湛水時には、滞留時間が長くなるため無酸素化しやすくなります。
- 低水位における湛水時間を長くし、DOが十分供給される状態で、底泥の分解を促進させる試験湛水パターンを提案します。
管理ダムにおける対策
- 既存の技術としては、曝気循環、深層曝気をお勧めします。
- 新技術として、無酸素水を汲み上げ、植生イカダでDOを供給したうえで底層に戻す方法があります。
植生により栄養塩を除去する効果やイカダによる遮光など総合的な富栄養化対策として期待されます。
ため池における対策
- 小規模なため池は、可搬式の曝気施設により短期間で無酸素化を解消できます。
- 地域で複数のため池を順次ローテーションしていく計画を提示いたします。
日水コンの関連業務実績
- ○ 底泥のDO消費速度測定
- 北海道開発局、九州地整局、九州農政局等
- ○ 曝気循環施設計画等
- 東北地整局、関東地整局、近畿地整局、四国地整局、九州地整局、沖縄総合事務局、水資源機構、九州農政局等
- ○ 下層DO供給施設計画等
- 四国地整局、水資源機構、九州農政局、滋賀県
- ○ 植生浄化施設
- 関東地整局、中国地整局、東北農政局、九州農政局等

