施設診断と更新計画
更新計画について

施設更新の進め方

既存施設の診断

施設写真

合理的な更新計画を策定するために、まず、既存施設の診断を行います。診断は、「機能的診断」と「構造的診断」とに、大きく分かれます。

前者は、要求される機能に対応する能力を持っているかどうかを視点とし、水処理機能(原水水質VS供給水質、計画浄水量)、通水機能(需要水量VS供給水量)、貯留機能(必要貯留時間VS実貯留時間)について行います。

後者は、必要機能を発揮する器や装置としての物理的な強度や安定性など、構造面の状態を把握するもので、ひび割れの大きさや塗覆層の劣化など顕在化している問題点だけでなく、例えばコンクリートの中性化や金属管の腐食深などから、強度を想定するなど顕在化していない問題要因の抽出も含まれます。

整備水準の設定及び整備対象施設の選定

施設更新整備にあたっての水供給にかかる信頼度*の設定や、投資可能額などを考慮しながら整備水準を設定します。次いで、水道システム全体の最適化を意図しながら、対象施設と整備方法(更新、改修、統廃合)を選定します。

* 例えば、事故時等においてどの程度の期間の減断水を許容するか、など

整備順位の決定

上位計画や、施設の整備に関する要求度の高さ、整備期間における能力低下の影響、財政等を考慮して整備の順位を決定します。

整備対象施設や順位の決定内容だけではなく、決定プロセスを簡潔に示したものを含めた資料を準備し、水道利用者に対して説明責任を果たす用意をしておくことが肝要です。

老朽化施設の更新の必要性

故障発生のパターン図

通水開始当初には期待どおりの性能を発揮していた水道施設も、長年使用するうちに老朽化、機能低下、陳腐化などの状況を呈してきます。

今すぐに、事故等による大規模な断水や供給停止に到るような問題が発生するものばかりではありませんが、膨大な施設の機能を適正に維持していくためには、財政的な観点からも計画的な施設の整備が必要となります。

更新計画フロー例

更新計画フロー例

主な業務実績

発 注 者 業 務 名 称 年  度
東京都金町浄水場施設整備検討業務平成15年度
美濃加茂市森山浄水場改築詳細設計業務平成16年度
伊丹市千僧浄水場施設等更新設計業務平成16年度
宇都宮市施設更新基本・実施設計業務平成16年度
貝塚市津田浄水場更新計画・基本構想策定業務委託平成18年度
加古川市中西条浄水場施設整備(その1〜5)実施設計業務平成18〜21年度
和歌山市加納浄水場更新実施設計業務平成21年度
茨城県企業局鰐川浄水場施設更新実施設計業務委託平成22年度

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