管路施設と維持管理情報を一元化し、日常業務と継続的な事業経営をサポート
水道管路情報システム(水道GIS)
スピーディーなお客様対応
管路施設と維持管理情報を一元化し、日常業務と継続的な事業経営をサポート
水道GISでは、お客様の住所や地図の操作で目的の場所をすばやく表示でき、現況の配管や周囲の状況を容易に確認できるなど、 状況に応じた対応をサポートします。
お客様・工事事業者対応
- お客様が必要とする図面を印刷
- 竣工図等による詳細な情報の確認
- 給水台帳による工事履歴の確認
- 直結給水可能階の確認(水理解析結果を利用)
問合せ対応
- 現場付近の工事有無確認
- 問合せ履歴の確認
個人情報への配慮
- 印刷時に個人情報を非表示
- 利用者権限により表示情報を制御
- 水道管路情報システム(水道GIS)イメージ
施設状況の見える化
集計・分析機能により施設状況を視覚化し、計画業務をサポートします。
施設集計
管路の管種別口径別の延長集計結果等をExcelデータで出力
分布検索
管路を竣工年度や管種などで色分け表示(老朽管の埋設状況等を視覚的に確認)
配水管網解析
整備データを用いた水理解析や滞留時間、残留塩素濃度解析(仕切弁閉止に伴う濁水の可能性や配水ブロック化の検討)
管路評価
重要路線や避難地等へのルートを加味した管路評価(社団法人日本水道協会の『水道施設更新指針』準拠)
業務の省力化
管路事故や断水を伴う工事のサポート
- 事故地点や工事箇所を指定することで閉止対象の仕切弁と仕切弁閉止の影響を受け断水するメータの一覧表示・出力
- 断水検索の結果から“断水のお知らせ”として、内部伝達用やお客様配布用のビラを作成
- 排水する消火栓、空気弁一覧の表示
- 水理解析と組み合わせて赤水の発生・水圧不足等を推測
検針業務サポート
- 地図上に検針順路図を作成でき、検針員の交代や業務委託先の変更の際のスムーズな引き継ぎをサポート
- 検満メータを地図上に明示し、効率的なメータ交換をサポート
調査業務等のサポート
- 指定地区に含まれる竣工年度等の条件に一致する施設の抽出
- 指定範囲の使用水量を集計し漏水調査範囲の絞込等に利用
- 消火栓の設置間隔を視覚的に確認(設置状況把握)
非常時の備え
水道GISは、地震等災害時においても断水影響範囲の確認や優先給水施設のルート確保、復旧計画などに威力を発揮します。 しかし、停電の長期化等により水道GISが利用できない場合や他都市からの応援に迅速に対応するためにはバックアップとして紙台帳を印刷・保管しておくことも必要です。
復旧作業等に必要となる情報を掲載した図面をまとめて印刷する機能により、台帳図を簡単に一括印刷でき、定期的に印刷した図面を内部保管の他、関係部署に配布できます(台帳図をPDF出力したファイルでも配布できます)。
リアルタイムデータ更新をサポート
水道GISでは、複数利用者による同時更新が行えます。 そのため、データ更新部署を特別に設けることなく、各部署が担当する施設等の情報を最新の状態に保つことができ、水道GISを中心とした円滑な業務が実現します。 更新権限は柔軟かつ厳密に設定可能であり、更新担当職員以外でも地図上に付箋紙を貼る感覚で簡単にメモを登録できるため情報共有が図れます。
資産管理(アセットマネジメント)への発展
水道GISでは、管路資産の管理に加え、それらの情報や重要施設等のルート、水理解析結果などに加え、想定震度や地盤条件等を加味した管路評価を行うことも可能です。
管路評価による更新優先順に基づき、今後の更新需要が見通せ、管路施設の適切な更新・耐震化を進めるための中・長期の更新計画とそれに応じた財政収支計画の検討に寄与します。
その他の特徴
水道コンサルタントの経験を活かした機能群により日常業務の支援と将来計画を支援します。 また、水道GISのベースシステムの能力と開発体制により、以下の特徴を有します。
大規模システム対応
広範囲かつ数千kmの管路を保有する事業体や100名程度の同時利用者においても快適に操作できます。今後の広域化にも十分対応できます。
データ登録支援機能とデータ管理機能
新設・布設替えされた施設等を地図上に容易に登録するための作図支援機能や登録・変更されたデータが問題ないことを確認後、本番データに適用する仕組みを備えています。
セキュリティ対策
水道GISを利用するには、許可されたユーザ名とパスワードが必要です。 また利用者に設定された権限により、更新レベルや閲覧可否、メニューの利用可否などを柔軟かつ厳密に設定できます。
クライアントPCのメンテナンス不要
アプリケーションサーバ方式により、端末のメンテナンスが不要かつ端末の性能を有効に活用できます。
お客様の利用形態に応じた改良・機能開発
コンサルタントとしての経験と実績により開発された業務支援機能に加え、現況の利用形態に応じた管理情報の追加や施設の地図表現などきめ細やかな対応が可能です。 また、ご要望に応じた機能開発や既存システムとの連携も可能です。
上下水道GISとしての運用
下水道GISと統合した、『上下水道GIS』としての運用実績も多数あります。 上下水道GISとしての利用により窓口業務の一本化などさらなるサービス向上が期待できます。
段階的構築と継続運用をサポート
既存資料や保有データの状況に応じた段階的な水道GIS構築の実現方法を提案することが可能です。 導入後の運用管理や非常時の対策に関する運用管理指針を提供いたします。
継続的なサポート体制を維持しています。
機能の一例
- ログイン(利用者権限制御)
- 各種検索(住所、目標物、施設、メータ等)
- 施設属性表示
- 工事・修繕情報管理
- 出図(簡易/定型/汎用/任意形状切出し/台帳図連続印刷)
- 断水検索
- 施設集計
- 分布検索
- 使用水量集計
- 料金システムデータ登録
- 電子ファイリング連携
- 管網解析
- 管路評価
- 各種データコンバータ
- 登録データのチェック機能
- お客様が直接操作
- 印刷できるタッチパネル端末(課金可)
動作環境
- OS(PC):Microsoft Windows 7 professional 以上
- OS(サーバ):Microsoft Windows Server 2008 以上
- メモリ:2GB以上 推奨
- モニタ:1,280×1,024画素 推奨
- 必須ソフトウェア:Microsoft Office 2010 相当以上
※OSおよびソフトウェア製品名はMicrosoft社の商標または登録商標です。