【調査・計画・設計】ラオス国首都ビエンチャン都市水環境改善プロジェクト

1.プロジェクトの背景

ラオスのビエンチャン市では、近年の急速な経済開発に伴う生活水準の高度化や、人口の増加、大型インフラの整備による都市域の拡大等により、都市域からの生活排水の水質の悪化、水量の増加が生じ、同市内の衛生環境の悪化や、それらが流入する河川等の自然浄化機能の低下への影響を増大させています。このような中、首都ビエンチャンの汚水処理を中心とした水環境管理のための組織・制度の枠組み強化を目標として、技術協力プロジェクトが実施されることとなりました。

2.プロジェクトの概要

プロジェクトは、下記の成果を出すことを目標として実施されました。

  • カウンターパート機関の汚水処理に必要な環境に配慮した施設の計画・設計能力が強化される。
  • カウンターパート機関による水環境管理に関する法規法令の運用能力が強化される。
  • カウンターパート機関による環境教育を通して市民の環境意識が向上する。

汚れた水路の状況

小学生への環境学習