トップメッセージ

日水コンという会社

当社は創業以来、上下水道を主体とした水コンサルタントとして、常に業界をリードしてきたと自負しています。創業時代は、上下水道の普及整備に伴う設計・工事監理が中心でしたが、その後時代の要請に併せて、調査・計画業務、診断業務、情報システムなど新しい分野へと業務領域を拡大してきました。最近では官民連携(PPP)のアドバイザリー、経営戦略、料金改定など、事業運営の領域にも巾を拡げています

コンサルタントという仕事

コンサルタントとは、「相談する人」、「座して議論し共感を得る人」が語源で、その本質は、「共に問題を解決する」ことにあります。与えられた問題を解くことではありません。問題を定義し、解決案を企画し、クライアントとの合意形成を図ることです。そして、コンサルタントの仕事の価値は、解決した問題・課題の大きさや重さにあると思っています。いま、水インフラが抱える問題・課題、これに果敢に挑戦し、解決していくこと、これが我々を成長させる原動力です。

これからの時代

これから日本のインフラは、人口減少下での大量更新という難しい時代に突入します。しかし、悲観的な見方はしていません。困難なときほど知恵の出し時であり、知恵が評価されるからです。 私の育ってきた時代、すなわち拡張の時代は量やスピードが優先され、質やエネルギーといった視点が後回しにされてきた部分があります。一方更新の時代は、それらを本来あるべき姿に再構築する時代であって、その知恵を出すことで技術者が思う存分力を発揮でき、正しく評価される時代であると思っています。

当社の使命と責務

めまぐるしく変わる時代の中で、当社が変わらず守ってきたものが2つあります。一つは、コンサルタントとして常に地域に寄り添って、水インフラを守っていくという姿勢です。これは創業以来の当社の使命であり、今までもこれからも決して変わることはありません。もう一つは、人を大事にする会社であること。コンサルタントは人材が最大の経営資源、生命線です。長い歴史の中で培われた経験や知識を継承し、新しい技術の創造につなげることができる人材の育成も、当社の責務として変わらず行っていきます。

これからのコンサルタントは、高い技術力を前提とした上で、もっと事業全体を俯瞰できる能力を身につけなければならない。そしてそれを社会公共に生かせたら・・これこそが経営者としての私の願いです。今後ともより一層のご支援をお願いいたします。