• 2024.12.13
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新潟県上越市をフィールドに内水氾濫を対象とした「リアルタイム浸水予測システムの共同研究」で実証を開始

株式会社日水コンは、新潟県上越市と締結した「リアルタイム浸水予測システムの共同研究に関する協定書」に基づき、同市をフィールドに内水氾濫を対象とした実証を2024年11月1日から開始しました。実証に当たっては当社が開発した「Blitz FLOOD」を活用します。

本実証では、同市における内水氾濫による浸水被害の把握、SAR衛星やSNSによる浸水域の見える化を行い、職員による降雨時パトロールの効率化や水門開閉の体制構築を支援することにより、地域の防災計画におけるリアルタイム浸水予測の有効性を検証します。

「Blitz FLOOD」の特徴

従来は難しいとされていた河川と下水道の境界条件をなくし、河川水位と下水道管路内水位を連続して計算できるシームレスモデルを用いているため、内水氾濫も対象とした高精度の予測が可能です。下水道管路・水路内に水位センサーを設置することによって、予測精度は一層向上します。また、SAR衛星が把握した広域かつ⾼頻度、⾼解像度の浸⽔被害状況を活用し、条件の最適化を図るキャリブレーションが可能です。シームレスモデルで収集した一定のデータをAIが処理し、瞬時に浸水エリアを特定します。

Blitz FLOOD」を活用する利点

  • リアルタイム予測で迅速な防災行動を支援可能
  • クラウドシステムのためお手持ちのデバイスで操作が可能
  • 情報の一元管理によりデータのリアルタイム更新と共有が可能

当社は、本共同研究を通して、喫緊の課題である都市域の浸水対策の確立に取り組み、今後とも、「潤いある持続可能な未来社会」の実現に貢献してまいります。

参考

株式会社日水コン:Blitz FLOOD(リアルタイム浸水予測システム)