管路の包括的民間委託

1.包括的民間委託の導入状況

包括的民間委託とは、「民間事業者が施設を適切に運転し、一定の要求水準(性能要件)を満足する条件で、下水処理場の運転・維持管理について民間事業者(受託者)の裁量に任せる」という性能発注の考え方に基づく委託方式です。平成29年3月現在、管路の包括的委託は14自治体・21事業で導入されており、日水コングループは河内長野市及び堺市で実績があります。
※管路の包括的委託の定義(管路管理に係る複数業務のパッケージ化、複数年契約)を満たす事業を実施している自治体を集計対象とした

国内における管路の包括的民間委託の実績と日水コングループの実績

発注契約方式及び業務範囲イメージ

2.管路包括的民間委託のポイント

2-1.ストックマネジメント計画を考慮した維持管理

地方公共団体の側に立った最適なソリューションを実現します。

  • 維持管理データをベースとした計画的で効率的な改築・更新
  • 日常的な点検から、効果的な調査手法、箇所の選定
  • 維持管理データの蓄積・分析から官民双方に有益な情報の共有

2-2.異業種連携による計画的総合管理

事業運営ノウハウの蓄積や体制強化のため、異業種連携による計画的総合管理を実施します。

事業スキーム(河内長野市の事例)

3.業務実績

近5ヶ年の実績(平成30年10月1日現在)

受注年度 発注者 業務名称
平成30年(2018年) 姫路市 姫路市公共下水道施設包括的民間委託導入支援業務委託
平成28年(2016年) 河内長野市 河内長野市下水道管路施設包括的管理業務(2期)
平成28年(2016年) 堺市 堺市竹城台下水道管路施設維持管理等業務
平成26年(2014年) 福岡県 御笠川那珂川流域下水道における事業実施手法等検討業務委託
平成26年(2014年) 青森市 青森市公共下水道施設包括的民間委託導入調査業務

他多数