安全・安心な社会生活をおくるためには、自然環境と調和した潤いある社会基盤の整備が必要です。河川事業部では、源流域~河川~河口・海岸域を貫く河川管理を目指した総合的な河川技術を展開しており、水系一貫した防災分野・高度な水環境分野に及ぶ幅広い技術サービスを提供しています。
1.防災ニーズの高まり 1‐1.河川整備計画に基づく河川改修の進捗 河川法改正に伴い河川整備基本方針及び河川整備計画が全国で見直され、河川整備計画に基づく河川事業が推進されています。中でも、河積を確保しつつ災害ポテンシャルも…続きを読む
1.集中型モデルと分布型モデル 近年、国土数値情報(流域のメッシュデータ)や解像度が高い気象レーダー、予測精度の高い気象予測(降水短時間予報)が整備されるとともに、パソコンのスペックの向上により、流出量予測は、昔から活用されて…続きを読む
1.樋門ゲート無動力化の必要性 樋門のゲートには、引上げ式(ローラゲート、スライドゲート)のほか、フラップゲートやマイターゲートがあり、操作の確実性から引上げ式が採用されてきました。 しかし、近年になって施設管理者の高齢化など…続きを読む
1.影響把握の重要性 近年、地球温暖化に伴う気候変動により、気温の上昇や降水特性の変化等が顕在化しています。水資源に関しても、地球温暖化の影響が懸念されており、代表的なものとして、降雨変動の増大による流況変化、気候の上昇による…続きを読む
1.川が「川をつくる」お手伝い 1-1.「川の自然」とは? 「川」の自然は、場所によって、また時間によって様々に変化することが大きな特徴です。また「流域」として捉えると、上下流のつながりや支川・水路・周辺の利用地(水田など)…続きを読む
1.【日水コン開発】3次元モデルで局所的な水理水質現象の解析が可能 従来の2次元モデルでは不可能だった局所的な水理水質現象の解析が可能となり、効果的・効率的な対策を選定できます。 取水口やフェンス周りの水の流れ、貯水…続きを読む
1.フラッシュ放流の必要性 良好な河川環境を形成・維持するためには、河道形態・河床の状態のいずれにも大きく影響する「流量」の管理が極めて重要です。このため、多くのダムでは固定化した河道・河床を更新するフラッシュ放流(弾力的管理…続きを読む
1.エコロジカルネットワークとは エコロジカルネットワーク(以下「エコネット」)とは、分断された生物種の生息・生育空間を相互に連結することによって、劣化した生態系の回復を図り、生物多様性の保全を図ろうとする構想です。ナマズやフ…続きを読む
1.流⽊対策の必要性 ⼟⽯流危険渓流において、多くの不透過型砂防堰堤が整備され、下流の保全対象が⼟砂災害から護られてきました。しかしながら、昨今の災害事例や研究結果において、従来の不透過型砂防堰堤では、流⽊に対する被害を確…続きを読む