環境にやさしい上下水道施設
1.環境にやさしい上下水道施設へ
都市のインフラを支える上下水道施設は、広大な敷地で、膨大なエネルギーを使用しています。そのため周辺環境に与える影響が大きい施設です。一方で、上下水道施設は都市空間において新たな資源的価値を生み出し、あるいは環境空間を提供できる可能性も有しています。
1-1.現状の環境性能を計る
これまでに、上下水道施設では周辺対策や省エネ・地球温暖化対策として、様々な対応が行われてきていますが、施設空間全体としての環境性能については、判断する術がありませんでした。そこで、CASBEE※を参考とした上下水道施設の環境診断ツールを開発し、CASBEE診断士の資格を有する技術者による環境診断を行います。
※CASBEE:建築物総合環境性能評価システム(財団法人 建築環境・省エネルギー機構)
項目別評価結果イメージ
1-2.環境性能の向上を図る
上下水道施設の環境診断により、現状の環境性能を客観的に図り、不足している環境項目を向上させるための環境改善を提案いたします。こうした情報を、施設の長寿命化や改築更新計画の際に活用することで、環境性能にも配慮した、より効果的な改修が可能となります。
環境性能効率イメージ
2.環境診断・環境改善提案の手順
3.業務実績
近5ヶ年の実績(平成30年10月1日現在)
受注年度 | 発注者 | 業務名称 |
---|---|---|
平成26年(2014年) | 神奈川県内広域水道企業団 | 伊勢原浄水場排水処理設備更新設計業務委託 |
平成28年(2016年) | 札幌市 | 豊平川水道水源水質保全 放流調整池ほか新設工事実施設計業務 |
平成28年(2016年) | 豊中市 | 平成28年度庄内温水プール跡地整備実施設計業務委託 |
平成29年(2017年) | 豊中市 | 平成29年度庄内温水プール跡地整備実施設計業務委託(第2期) |